2021-09-29

バルトの旅 2019 ⑦

Vilnius, Lithuania

バスで首都ヴィリニュスに到着したのは日が暮れてからで、Air B&Bで予約していた旧市街にあるアパートに向かった。街には明かりが灯り、人通りも多く賑やかでわくわくとした。荷物を置いてから早速、夜の街を歩いていく。リトアニアにはクラフトビールの工場が多く種類も沢山あると知って、遅くまでやっているビール専門のお店で一息つく。特徴のある英語でお兄さんがビールについて説明してくれた。翌朝からしっかりと外で朝食を取って街を沢山歩くことにした。ヴィリニュスには5泊するので時間は十分にある。

10月初旬の紅葉が綺麗な季節。すでに初冬の寒さ。少し前にリトアニアを訪れていた友人がファーマーズマーケットが開催されている場所を教えてくれた。小規模だけど素敵な生産者さんが並び、お土産用に蜂蜜を購入した。濃厚でパワフルな蜂蜜。

旧市街の一角にあるウジュピス共和国というエリアは勝手に独立宣言をした特殊なところみたい。その中にジョナスメカスヴィジュアルアーツセンターがある。そこへ向かう前に川沿いのベンチで休んでいたら、颯爽と歩く後ろ姿が素敵なお姉さんが通ったのが印象的でつい写真を撮ったのだが、その人はセンターの受付の方だったことを知る。その後も気になる後ろ姿の人を多く目にした。

ヴィリニュスは美しい街。私たちには人の温度も丁度よくて過ごしやすく、お店も多いので滞在中は飽きずにずっと楽しかった。

住みたいね、住めそうやな、いい街だね。リトアニア語を勉強しようかな。妄想する。後に現地の人に事情を聞いてから、やっぱり難しいと感じたのだけど。生きているうちにいつか世界がフラットになって、何処でも好きなところに住んでもいいよってことになれば改めて考えよう。

The sights of people’s back.

旅はまだ続きます。

text & photo by Hisayo

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