2022-07-15

夫婦の日課

毎日時間ができると、TVerでお笑いを中心にテレビ番組を観ています。PCや携帯(スマホ)で観られるようになるなんて、面白い時代が来ましたね。コロナがやってきた初めの頃、精神的にグーっとストレスがかかった毎日を助けてもらっていたのがYouTube。あらゆるお笑い芸人さんのチャンネルを観て精神のバランスを保っていました。その後は生の舞台のチケットが手に入れば祇園花月などの劇場にも足を運んで、笑わせるために舞台に立つ芸人さんと笑いに来ている人たちのバイブレーションに包まれる感動を体験しにも行きました。その場に自分もいるというだけでもう笑ける、という状態。ある日行った大好きな天竺鼠の川原さん主催のライブの終わり、劇場の外に出ると、信号待ちをしているタクシーに川原さんが乗っていて、気づいた数人に手を振っていたので、私たちも近づいて手を振ったら、しっかりとこちらを見てくれた。目が美しくて神のよう(私には 笑)で、ほけ〜っとしばらく幸せの余韻に包まれて自転車で帰宅したことがあります。シンプルだけど素晴らしい技を持ち、人間力を生身で表現する尊い人たち。学びがとても多いです。

私たち夫婦は共通して昔からテレビっ子でした。帰宅部の私は特に映画、国内・海外ドラマ、ファッション通信、そしてお笑い番組をVHS(昭和生まれなので)に録画して、毎日深夜まで隈なくチェックして観ていて、当時の自分の興味を雑多に1本のテープに収めたコレクションを沢山所有し大切にしていました。大好きなものは擦り切れるまで観続けたし、弟にテープの上から違う番組を録画されて消えた日には発狂していました(怖い 笑)。

2人がフランスで出会った時、お互いに京都と大阪なので関西出身という共通点もあってか、会話のテンポもちょうど良かった。そして笑いのツボがほぼ一致していて、掘り下げていくと、テレビ大阪が映らない地域に住んでいた夫とは話が合わないこともあったけれど、メジャーな番組をお互いに抑えているところで培った感覚が近かったのか、生まれ持った感覚が似ていたのかは分かりません。関西人らしく兄弟姉妹で笑わせあっていた時間からも鍛えられたと思います。

そんな私たちが結婚し、一緒に住むことになった2011年。テレビが地デジ化することになり、新たに電化製品を購入する選択には慎重だったので、観られなくなったタイミングでテレビを手放しました。その後は親に買ってあげよかと何度言われても(一家に一台というのが当たり前の感覚のために心配されていたのかもしれません)、頑なに断り続けた元テレビっ子の2人。その後、数年間はYouTubeでチェックする程度で、”テレビは持ってません。テレビは観ません” スタイルに様変わりした。今思うと、らしくない。あんなに好きだったのに。けれど結局はテレビに支配されていた時代は終わり、自由に選択できる今がとても心地よい距離感です。

その数年後、いつの間にか現れた、好きな時間に好きな番組だけを観ることができるTVerのおかげで、コンディションに合わせて番組をチョイスして、幸せのエネルギーをチャージしているのです。ちなみに昨年末のM-1決勝にランジャタイが残ったのでリアルタイムで観たくなり、大阪の友人がポータブルテレビを持ってきて来てくれて、我が家で一緒に初めから終わりまで見届けました。手巻き寿司と共に。最高でした。そのテレビは普段は我が家の和室で眠っています。今年のM-1で再登場するのかも。

私たちはお笑いが好きですという、どうでもいい、なんて事のない告白でした。

お笑いに限らず、密かな楽しみをお持ちの方といろいろなことを語り合いたいなあと思っています。

text & photo by Hisayo

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